秋のさなぎたち(10月編)
10月。
むすめは中間テスト。
来年度からの文理選択で、文系にしたむすめ。国語と社会はまあまあなのだけけれど、英語がちょっと…という感じなので、もう少し英語を頑張った方が良いよね、と声をかけると「そうなんだよね~」と自分でもわかっている様子。
むすめの不得意科目は英語と数学。これは何を意味しているかというと、コツコツ積み重ねが必要なものができていない、ということ。エンジンが入ったらめちゃくちゃ頑張るけど、魂がぬけたようになって「やる気OFF 」モードになると、本当に何もしなくなるむすめ、努力の積み重ねがものをいう科目は苦手です。
とはいえ、そう言ってばかりもいられないので、せめて英語は何とかしたいところ。
「毎日、ちょっとでも良いから英語の勉強に触れるようにしよう」「やる気のでないときは、超簡単な問題数問でもいいよ」
と誘い、毎日のように「ちょっとだけ英語やろう」と声をかけるようにしました。
実際毎日というわけにはいかないけれど、以前よりは英語に触れた日は増えた実感。
すると!
中間テストの英語の点が飛躍的に向上しました!1学期は平均点ギリギリか平均点以下だった英文法の科目が、今回は学年トップクラスに。母、びっくり😲
対して、何も変えなかった数学は相変わらずの出来…😅
むすめも、コツコツやったらできた、という手応えは感じたようです。良い傾向。
だからって、今後もずっとこんな風にできるかは、わかりませんけれどね~😁 ゆるく見守っていくつもりです。
さて、むすこの方はというと、「化学の実験のレポート書かなきゃ」と言ってなにやらやっている様子なのに、一向に終わらない。
というか、私が部屋をのぞきに行くと、かなりの高確率で寝ている…大丈夫なのか…?
〆切の日が迫ってくると、ようやく本気で取り組み出したようで、引用文献の書き方や、表の作り方について意見を求めて来ましたが「こんな感じにしたら?」と意見を言うと「…えっ…」となぜか不満そうに部屋に戻り、しばらくするとまた現れて「ここは…?」。
こんなやり取りを何度もした挙げ句、〆切ギリギリまでかかって清書し、ようやく提出できたようです。
まず、パソコン上でレポートの下書きを作り、それをレポート用紙に鉛筆で写し、さらにボールペンで上から書いて清書する、という作業なので、かなり時間がかかったみたい。最後の日はほぼ徹夜的な感じになっていました🥱
今後、実験レポートの提出は増えていくと思うので
、今回を教訓にして、もう少し効率的に取り組めるようになると良いなーと思っています。
それにしても、うちは私が科学論文の形式とかについて、仕事柄少し知っているから良いのですけど、多くの学生さんはどうやってこういうのを書いてるんでしょうか。学校の先生にもらったプリントだけでは、良くわからなそうだったけど…
むすこ、明らかに高校生の時より勉強している気がします。がんばってほしいです。
秋のさなぎたち
9月のさなぎ達。
むすめは文化祭に全エネルギーを傾けていました。
次期部長確定らしいので、マンケンの展示部屋の運営などについて、去年までとは違った視点でいろいろ見ながら活動していた様子。展示の仕方や部員のシフトについて、「来年はこうした方が良いんじゃないか」みたいな気付きがあったみたい。
実際には、美術部の部屋に入り浸って、友達としゃべったりしていたようです。
その他にも、彼女の中でアイドル的存在の、バトン部の発表を観に行き写真を撮りまくったり、かなり楽しそうでした。
母はそんなむすめの様子を確認しつつ、むすめのお友達(放送部)の音声劇を観に行き、とても感動して帰ってきました。すごい良かったです。また来年も聴きにいこう。
そして、文化祭が終わると実は中間テスト前という状況。むすめ、文化祭で連日ハイテンションになりすぎた反動で、魂が抜けたようになって、頭が切り替えられず。(やっぱりこうなったか…)
こういう時に下手な声のかけ方をするとこじれるので、ここはあえて見守る作戦で、様子見。
むすこは、9月下旬から後期授業が開始でした。開始直前に前期の成績が通知され、まあまあの成績だったので、本人まんざらでもなさそう。ちゃんと全ての教科の単位が一発でとれたので、母も安心しました。
後期は実験の授業が前期より少し増え、ちょっと理系っぽくなってきたかな?実験が増えると面白いけど、レポート提出があるから大変なのですよね。
びっくりしたのは、ある授業のレポート提出が、いまだに紙にペンで書く方式で、しかも修正液ほぼ不可。私の学生時代はみんなそうでしたが、2、30年たってもまだそんな事を求められるのかーと思ってしまいました。今どきは、学術論文の投稿もほとんどデジタルだし、学会発表もネット申込、デジタルスライドなのにね。基本はこれだから、ってことなのでしょうか。でも、今後の自分のスキルとして、役立つのか疑問…とはいえ、求められているのであればきちんとやるまでですが。
デジタル世代のむすこは、不満気にしております。
その他にも、人間の体の組織の絵を模写して提出する課題があったり、私が見ても楽しそうな勉強をしてます。いいな~(笑)
夏の終わり
あぶない、あぶない。また投稿するということを忘れかけていました。(周期的にやってくるこの現象💦)
むすめの学校は8月終盤に始まり、もうすぐ文化祭です。3年前に中学に入学してから、中止や限定的な開催が続いてきていましたが、ついに今年は通常開催になったようです。(たぶん)。
実は、中学受験時代も、一度もこの学校の文化祭には行ったことがなく、入学後はコロナの影響で従来とは違った形での開催だったりで、本来の姿を知らないまま、高校に至る、なのです。なので、今年のも本当に「本来の」なのかは不明ですが。
午前午後の入替え2部制×2日間で、それぞれ入場にチケットが必要だそう。むすめはマンケンのイラストリクエストとか、その他文化祭関係の委員会のお仕事で、忙しそう。いつ行ったらむすめの姿を見れるかな…
むすこの方は、長そうに思えた夏休みがもう終了です。前回書いた家族旅行の後、2日後には自然観察系のサークルの合宿があり、八丈島で数日間テント生活をしてきました。むすこいわく、「テントの中が暑くて全然寝れなかった!」当然、テントにはエアコンがないので、夏の島のテントは確かに暑そう…
でも、ちょっと日焼けしてたくましい雰囲気になったむすこくんです。
残りの日々は家でゲームをしたり、気が向いたときに宿題の読書感想文に取り組んだり、のんびりと過ごしていたもよう。
ごくたまに、友達から電話がかかってきたり、映画を観に行ったりしていて、わりと普通の学生らしい感じになってきました。
もうすぐ秋です。
夏休み 東北旅行記 (後編)
前回の続きです。
4日目は朝から十和田湖で遊覧船。本当は、ゴムボートに乗って入江の奥まで入っていくネイチャーツアー的なものに参加したかったのですが、むすこが「咽が痛いし、ちょっと体調がいまいちな気がする…」と言い出したため、遊覧船に変更となりました。
船の中でもさえない感じのむすこ。ほとんど寝ていたと思ったら、下船の時には顔が青くなり、貧血のような状態になってしまいました。体調いまいちなところで船に乗ったので、酔ってしまったのかも。
船着き場近くのベンチで、風にあたりながらしばらく休憩。その間、むすめとオットは湖畔を散策。むすめ、なぜか木登りがしたくなり、手頃な松の木にチャレンジしていましたが、さすがに登れなかった様子。「小さいときは登れたのにー」と残念そうにしていました。その時とは体の重さが違うからねー(笑)
少し落ち着いたところで車に戻り、奥入瀬渓流に寄りました。雨だったので、川沿いの遊歩道は足元が悪く、少ししか散策できなかったけれど、清流とさわやかな緑の景色に、心が洗われるようでした。
むすこの体調も心配なので、その後はまっすぐ宮城県の宿へ。鳴子温泉のホテルに宿泊しました。
ごはんが美味しかった💕
むすこの体調が心配でしたが、夕食はぺろっとたいらげ、部屋での大富豪大会(またやらされました)でも大盛り上がりで、「咽は痛いけどだるさはない」と言っているし、どうやらコロナとかではなさそう。旅行直前の学校の実習で風邪でももらってきたかな…
温泉入って温かくして、ゆっくり寝るように!と言って大富豪大会は早めに切り上げました。
5日目。宮城から東京まで帰る前に、どこに行こうかと子供たちと相談した結果、仙台うみの杜水族館へ。むすこの体調も考えて、室内で…。
イワシの大群!
子供たちが小さい頃、頻繁に水族館に連れていっていた時期があるからか、むすこもむすめも水族館は結構好きみたい。気に入った水槽の前でじっくり観察したり、スマホで動画を撮ったりしていました。
そして、帰宅の途へ。
車のなかではむすめのスマホと車内スピーカーを繋げて音楽をかけていたのですが、結果的に何時間もアニメソングとディズニー映画のサントラをずっと聞くことになり。その後数日の間、頭の中にアナ雪とかリトルマーメイドとかのディズニーソングがぐるぐるまわる状態になってしまったのでした。
ともあれ、無事に自宅に到着。
移動が多くて大変だった旅でしたが、家族で過ごした貴重な時間でした。
旅行の間ずっと、子供たちが精神的に落ち着いていて、穏やかな雰囲気だったのが印象的でした。みんな、成長したね。
旅行が終わると、2日後にむすこは大学のサークルの島合宿に出発、むすめはいよいよ夏休み終盤で、そろそろ宿題を真面目にやらないといけません。
2人とも、がんばれー。
夏休み 東北旅行記 (前編)
この夏は、むすこもむすめもいろいろ予定が入っているわが家。実は家族全員が一緒に休みの日がお盆の数日だけ。
ということで、その日程で家族旅行に行ってきました。
今回の旅行のテーマは、「車で東北旅行」。
最終目的地点を十和田湖·奥入瀬に定めて、行きは2泊3日、帰りは1泊2日、合計4泊5日で東北地方をまわる旅です。
行き(東京→福島→岩手→青森)
1日目。体調不良気味の猫を病院に預け、パッキングをして出発。車中では、子供二人はずっとオンラインゲームの話題でおしゃべり。むすめの短期留学とコロナ感染、むすこの合宿実習と最近なかなかゆっくり話す機会がなかった兄妹、共通の話題で盛り上がっていました。家を出たのが午後になってしまったため、宿に着くのが20時頃に。福島県二本松の岳温泉泊。宿周辺は盆踊りの準備がしてあり、風情がありました。
2日目。岩手県へ。一度行ってみたかった中尊寺へ参拝。
歴史を感じさせる杉並木と古寺との調和が素敵でした。数年前まで、家族でこういうところに来ると「つまんない」「もう帰ろう」的なオーラ全開だった子供たちが、今回は興味深げに写真を撮ったりしていたのが印象的でした。金色堂の資料館では、私よりむすめの方が熱心に見ていたかも…。
宿泊は花巻市の大沢温泉で1泊。この宿は宮沢賢治も訪れたという、湯治もできる温泉旅館で、ごはんも美味しくて、素敵な宿でした。部屋では、売店で購入したトランプで大富豪をやることになり、大盛り上がり。慎重派のむすこと駆引き好きなむすめ、このゲームは性格が出て面白いような、こわいような。
モダンな旅館部分と、レトロ感満載の湯治部門があり、とても雰囲気の良い宿。またゆっくり来たい…
3日目。十和田湖へ。
宿に行く前に、どこでお昼ごはんを食べようかな~と考えながら高速を走っていて、うっかり間違えてひとつ前のインターで降りてしまうというハプニング。成り行きで、そこから一般道で十和田湖を目指すことになり、通りがかりの道の駅に入り、昼食。
近くに大湯環状列石という縄文時代の遺跡があるということで、そこも訪問。
広々とした緑のなかで太古の昔に思いを馳せました。
そして、ようやく目的地の十和田湖に到着!
湖の近くのホテルにチェックイン後、湖畔を散策。子供たちは湖に石を投げて水切りをしたりしていました。
天気がぐずつき気味だったのが残念。湖の近くにある十和田神社は鬱蒼とした緑の中、神秘的な雰囲気。
宿に帰ると、また夜まで大富豪大会となりました。子供たち、好きだなーこれ。
(後半に続く。)
むすこも合宿、むすめは時差ぼけ
むすめが帰国したと思ったら、今度は数日後にむすこが宿泊合宿です。
大学の学科の必修授業で、山梨県の山に行ってフィールドワークをするとのこと。
友達と示し合わせて、同じ電車の切符を買い、新宿で待ち合わせして一緒に行ったようです。
実習自体はハイキング的な山歩きをしながら、植物や昆虫を観察したり、解説を聞いたり…といった感じなのだと思います(むすこの説明では)。普段全然運動していないむすこには、山歩きはちょっと大変だったみたいですが、夜、宿舎で皆でカードゲームをしたりして、とても楽しかったみたい。
満足げな顔をして帰ってきました。
この実習が終って、ようやく夏休みのむすこ。前半は家族旅行やサークルの合宿旅行などがあるので、ゆっくりするのはもうしばらく先かな。学校の実習のレポートも書かないとだしね。
むすめの方は、イギリスから帰国後、疲れが出たのか時差ぼけなのか、朝起こさないでいると午後3時頃に「起きたらこんな時間だった!💦」みたいなLINEが来たりしたので、朝は起こしてから仕事に行くことにしました(笑)
短期留学中はコロナになってしまったこともあり、大量に出されている学校の宿題はほとんど進んでいません。というか本人いわく、
「イギリスでは、(現地の)学校に行って、帰って来てシャワー浴びてごはん食べて、ちょっとホストファミリーと話して自分の部屋に戻ったら、もう疲れてて宿題やるどころじゃなくて寝ちゃうよ」
という感じだったらしい。まあ、そうかもね…
でも、ホストファミリーとのやり取りの話を聞くと、結構ちゃんとコミュニケーションとれてた様子。そういうところで物怖じしないむすめらしい。
ホストファミリーに「これ食べる?」とか「○○に行くけど、一緒に行く?」とか言われたら基本的に何でも「食べる!!」とか「行く!!」と言っていろんなことに参加していたそう。「You're always hungry 」とか「You're always happy 」と言われた~だって。犬の散歩にも連れていってもらって、犬とも仲良くなったみたい。
コロナにならなかったら、もっと楽しい経験がたくさんできたのにね…
でも、それでもむすめの中にいろんな刺激や大事な思い出ができたことは間違いなさそうです。
ようやく帰国
結局、帰国予定日の早朝(現地時間)になっても、学校からは何の連絡もありません。
しびれを切らして、現地の学校携帯に電話をかけるも、「おかけになった電話は…」のアナウンスが流れるのみ。
説明会で「24時間つながります」と言っていたのに、これ、絶対に電源切れてる!
こうなるとますます心配になってきて、(日本の)学校の職員室に電話をしました。
事情を説明すると、「英語の主任の先生から現地に連絡をとり、折り返しお電話します」と言ってくださいました。良かった、こっちにかけて😭
しばらくすると、現地の先生(実は担任)から電話がかかってきて、「症状もなく、とても元気なので、本日より他のメンバーと合流して、予定通り帰国します」との連絡がありました。
良かったーー帰国!!🎉
でも、これこちらが電話しなかったら連絡がないままだったのでは…と思ってしまいました。
コロナに感染したのはむすめだけではなかったはずで、結局何人がかかったのかは知りませんが、先生方も大変だったのかもしれません。
でも…帰国できるかどうか、というところはきちんと学校から保護者への連絡がほしかったです。
むすめ本人はというと、ホストファミリーの家を出発し、他のみんなと合流してお昼ごはんを食べている写真に「牢獄から出た!」とコメントをつけてLINEで送ってきました。
なれない場所での病気と家庭内隔離、つらかったね。がんばりました。
その22時間後、ようやく無事に日本に戻ってきたむすめでした。疲れは見えるものの、いつも通り調子の良さそうなむすめの姿に、ようやく安心することができました。やれやれ。
いろいろ話を聞きたいけれど、ともかくはお帰りなさい!