さなぎ観察日記

なにかと大変な息子と娘の子育て日記。この春息子大学生、娘高校生になりましたが、まだまだ日々奮闘中。

むすめのこと

前回書いたように、小さい頃むすこはかなり手がかかるタイプの子供でした。常に泣いたり怒ったり、なにか要求したりしていました。
それにくらべて3才下のむすめは、病気がちなことをのぞいて、あっけない位。
シリアス系の兄とは対照的に、ひとりで歌ったり踊ったり、誰かに機嫌よく話しかけたり、静かに本を読んだりする子供でした。

むすこが赤ちゃんの時、常に怒るか泣くかしていて、つまり機嫌よく静かにしていることはほとんどなかったので、子連れでどこかにでかけるのは決死の覚悟が必要、という感じだったし、必要に迫られて外に出たときは、なんだか爆弾でも抱えているような気分でいました(いつ大声で泣き出すかハラハラして)。小綺麗な格好をして赤ちゃんをベビーカーに乗せて、優雅に街を歩いているお母さん達がいるけれど、どんな魔法を使っているんだろうと思っていました。
ところが、むすめが産まれてわかったのです。ベビーカーに機嫌よく乗ってくれる子供もいるんだ!っていうことが。

本当に、むすめには情緒的な面で助けられていました。愛嬌のある声で「♪どんないろ~がすき?♪」と歌われると、家のなかが明るくなって、わが家のムードメーカー的存在でした。

でも、彼女が小学校高学年になる頃、クラス替えをきっかけに、クラスの子や担任の先生とぎくしゃくして、学校の話はしなくなり、ものすごく爪を噛んだり、わざと鼻血を出したりとかなり心配な様子が続きました。

その後、中学受験を経て、今は中高一貫の私立校に通っています。
去年の今ごろは、新しい学校で心機一転やり直そうとはりきっていた様子だったけれど、新型コロナの影響で、登校が始まったのは6月。なんだか出鼻をくじかれた感じになってしまいました。学校が始まっても、緊急事態宣言等が出るたびに部活はなくなる、大きな学校行事は体育祭のみしかできず。
そんななか、情緒の安定しないむすめ。学校に行きたがらない(実際には毎日行けてはいる)、提出物は滞りがち、家では時々理由もなく(たぶん)突然怒り出す。かと思うと無気力状態になる。心配していると、半日後にはけろっとしていたり。

というわけで、目下の気がかりはむすめの方。
こんな子供達が、これからどうなっていくのか。親として、どうかかわっていけばより良く変わるのか。手探りで、今日も一日が始まります。