むすこが3年間お世話になった高校の卒業式が、先日ありました。
通信制(ネット)の学校の、通学コースに行っていたむすこ。1週間前に、通学していた校舎の「送る会」で既に卒業式的なものは一度やっているのですが、今回は学校全体の公式な「卒業式」です。
実際の会場は他県で行われ、全国の卒業生はライブ配信で参加(視聴)する形ですが、むすこが通っていた校舎がライブビューイング会場になっていたので、むすこと行ってきました。
会場に着いてみると、卒業生も保護者の方も、フォーマルな服装の人もカジュアルな服装の人もいました。(私たち親子はわりとちゃんとした服装派)
基本的には、大きめの画面に映し出された配信映像を見るのですが、「卒業生、起立」の時には卒業生達はちゃんと起立して、式に参加しているイメージ。
通信制でも、こんな風にきちんとした卒業式をしてくれてありがたいです。でも、以前特別講義等をしてくださった方々のメッセージの中で
「卒業おめでとう、でもこの後は卒業という"記号"のことは忘れて自分の道を突き進んでいってください」というのがあって
自由な雰囲気で、本人のやりたいことを追求する姿勢を大事にしてくれる、この学校らしいなと思いました。
中学一年生の夏休み明けから学校に行けなくなり、中学卒業までずっと不登校だったむすこ、高校をどうするのか考えていたとき、自分で見つけてきた高校がこの学校でした。
「不登校だった生徒に対応」とうたっている他の学校もいくつか見学に行ったりしていたのですが、結局本人の希望でこの学校を受験。
最初(高1)の1年間は週1回の登校コース。2年生からの2年間は週3回登校のコース。学校では高校の勉強の他に、プログラミングやグループディスカッション等に取り組んでいました。
この高校を卒業して、気がつけば成長したむすこの姿がありました。
何にも興味を持てず、自分の殻の中に閉じこもっていた中学時代から、無理のない形で社会復帰(?)できたのは、きっとこの高校に通うことができたからじゃないかと思います。感謝しかないです。
さて、これから大学生として新しい一歩を踏み出すむすこ。
君ならやれる。応援しているよ!