さなぎ観察日記

なにかと大変な息子と娘の子育て日記。この春息子大学生、娘高校生になりましたが、まだまだ日々奮闘中。

模擬面接を受ける

今月末にAO入試を控えているむすこ、学校で面接の練習をしてもらいました。

むすこの場合、一番の懸念材料は「吃音(きつおん)が出て、話せなくなること」。

一言で吃音と言っても、実際にはいくつかのタイプがあるようで、例えば「く、く、くじら」のような音のくりかえし(連発)、「くーーーじら」のような引き伸ばし(伸発)、それから「・・・くじら」のような、言葉を出せずに間があいてしまうタイプ(難発、ブロック)など。むすこの場合は、この中の「難発」にあたり、なかなか最初の音が出なくなってしまうので、事情を知らない人は「しゃべりたくないのかな?」等と思ってしまう可能性があります。

そして、家族や、日常的に接していてある程度リラックスできる相手ならあまり吃音が出ないことが多いのですが、意識しすぎたり、緊張していたりすると、吃音が出やすいみたい。なので、面接のある受験はリスクが高い…ということで、当初は受験は一般受験(ペーパーテストだけ)でいこうということになっていました。

でも、周囲の期待よりも受験勉強の進捗が芳しくないこと、学校の内申は意外にも良いこと、本人の吃音の状況がわりと落ち着いていることから、学校からも「推薦入試等も考えてみては…」との提案があったのです。

そして、先日、とある大学のAO 入試に出願してみました。本当はAO じゃなくて推薦型の方がいいと思うのだけど…なぜならAOは学力試験があるから…💦そんな簡単に合格できるわけはないので、あまり期待していないのですが、実際の「面接のある入試」の練習ということで。むすめの中学受験でも、本番の1ヶ月前位に他県の「練習校」を受けたりしたし、そういうイメージでしょうか。

そこで、学校の方で模擬面接を設定してくれたというわけです。事前に少し質問例みたいなのを宿題として出してくれ、本人は一応答えを用意して望んだらしい。

学校から帰ってきたむすこに「面接の練習、どうだった?」と聞くと、「あんまり吃音は出なくて、『思ったより大丈夫だね』って言われた」と。「それより緊張しすぎて脚がガクガクしちゃって、吃音どころじゃなかった」

緊張しても吃音がでなかったのは良かったけど、練習でそんなに緊張してたら、本番はどうなっちゃうんだろうか。安心していいのだか、心配していいのだか、わからなくなった母でした。

 

それにしても、この件に関して一番心配なのは、学力試験だな…英語と生物の試験があるのだけど、どっちも良くできるとはとても言えないし、生物に至っては、まだ教科書を読み進めている段階。学力試験は「生物基礎」なので、一応学校で勉強し終わっているのだけど、学校のテストが簡単すぎて、実力は不明。本人は小さい頃から独特の時の流れの中にいて、真面目ではあるのだけれど、スピード感をもって勉強するとかっていう雰囲気ではない。考えれば考えるほど不安な気持ちになるので、「これは練習なんだから」と自分に言い聞かせています。

本人はわかっているのかいないのか、淡々と日々を過ごしているように見えます。私みたいに不安にかられてないなら、その方がいいか…。

 

不安な母は、気分転換のため、一人で都会の美術館に行って息抜きしてきました。美術館は、静かな空間でたくさんの美しいものに囲まれる感じが好きです。少し心が落ち着いたかも。

 

今週末は、むすこと同学年で岩手県に住んでいる姪っ子が、東京にオープンキャンパスのために上京してくる予定。みんな頑張っているよね。みんな希望する進路に進めるといいねー!(切実)!


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