初バイト
「一緒にバイトやらない?って誘われたんだけど」
と、むすこが相談してきました。
「誰に?」
「同じ学科の人。ゲームの話とかする子」
おお、バイトを一緒にやろうって誘ってくれる友達がいるのか。どんなバイトなんだろう?
むすこは吃音があるので、接客のバイトはやりたくないと言っていたはず。
「何かわかんないけど、イベントとかの会場の設営とか、メンテナンスとからしい」
なるほど、男子っぽいバイトですね。単発でもいいし、続けて入ってもいいみたい。
「いいんじゃない?せっかく誘ってもらったんだし、やってみたら」
「うん、じゃあやってみる」
数日後、誘ってくれた友達と2人でバイト先(イベント会社)の面接に行き、勤務日を決めてきました。帰りにその友達と秋葉原なんかに寄ってから帰ってきたむすこ。友達とショッピングとか、今までなかったことなので、なんだか嬉しくなってしまった母でした(笑)
バイト当日は、家から1時間くらいの駅に朝7時半に集合だということだったのですが、「ぎりぎりは心配だ」というむすこ、6時に家を出ていきました。
夕方遅く帰ってくると、ちょうど出来上がったところだった夕食をペロッと完食して、お風呂に入り、ようやく落ち着いた様子。
「結局どんなバイト内容だったの?」
「今日のは倉庫で、トラックで運ばれてくる看板とかを皆で下ろして、貼ってあるものを剥がしたり、拭いたりとか、次に使えるようにメンテナンスしたりする作業だった」
「で、実は終わった後にその友達と吉野家行ってちょっと食べてきた」
え?さっき普通にご飯食べてたよね?
「いや、家のごはんも美味しそうだったから。やばい、太るかも~」
女子みたいなことを言いながら自分の部屋に戻って行きました。笑。
なんだか普通の大学生みたいな感じになってきたむすこです。何かを一緒にできる同世代の友達がいるようで、安心しました。
サークル活動も(天候不良が続いてなかなか活動できていないけれど)今後やっていけば、そっちでも仲間ができていって、いろんな人と関わりができてくるはず。
毎日を楽しんでほしい!